次世代パワーデバイスとして期待されているSiCやGaNなどのワイドバンドギャップ(WBG)デバイスを搭載するパワーモジュールの高性能化・スマート化を目指しています。WBGデバイスは高温動作、高速スイッチング、高耐圧化が可能ですが、従来のSiデバイスに適用されて来たモジュール構造技術をそのまま適用しても、WBGデバイス特性は十分に発揮できません。パワーモジュールWGでは、SiC、GaNの特性発揮するため、3次元配線技術、高放熱複合基板の創出と、それらを構成するための高耐熱材料、部品の研究、パワーモジュールがシステムとして最適に動作するためのセンサ技術を駆使した知能化に関して研究を進めています。
スマートパワーモジュール
・高速動作に伴うノイズ発生抑制/低インダクタンス化配線技術、コンポジット構造や積層基板化などの検討を、3Dプリンタ技術を活用し進めています。また、3次元配線技術により、電子部品搭載の自由度が増え、パワーモジュールの知能化や寿命推定精度の向上にも繋がると期待されます。
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